エイリアン 第三話:対話準備

■ナオ・S・パーズ 13歳

遭難船や消息の断った惑星間航行船の探索隊に所属している少年。宇宙連邦軍の一員ではあるが末端も末端。遊撃で半ば宇宙海賊呼ばわりされている荒くれ者だらけの船に属している。
とある惑星の捨て子だったのを拾われ、ほとんど奴隷の身分でコキ使われてきた。
任務のほとんどは最前線で炭鉱のカナリア扱い。真っ先に死ぬので、同じ境遇だった者達は大体死んでいる。主人公は運良くまだそういった手合いに出会っていない。
擦れてはいないがいつも死に怯えている為、危険察知能力が高い。
愛を知らず、昔見せられた雑誌の女性を見てから心の奥底で母性や愛を求めている。
武装は最低限の犬も殺せないビームピストルとバリア装置の腕輪だけでいつも歩かされている。

■エイリアン勢

  • マザー

元々はエロ触手を生み出す為に培養され生み出された産物だったが、マッドサイエンティストな科学者の失敗により暴走。宇宙を旅し死にかけていたところを遊覧船に取りつくことに成功。まずは安全にすべく船内の者を皆殺しにする。
それから船のコンピューターに浸食し、自らを理解すべく知識を取り込み始めたところ、主人公達の船がやって来たので招き入れた。
人型、オスの質の良い精液をエネルギーに変えて生きられると理解し、自分達に性的欲求を抱く者以外は殺すようになる。
そして主人公がその中で選ばれ、主人公から精を搾取する為だけに進化することになる。

  • 新マザー・テルラ

主人公の脳波を解析し生まれた存在。マザーを脳波でコントロールできる上に、主人公に怖がられないように愛らしい容姿になっている。
主人公のことは搾取対象としか思っていないが、表面上はとても母性溢れた言動をする。戦闘能力は皆無。

  • 端末型

マザーの触手末端にある個体。より効率的に船内の機能や知識を得る為にあったが、主人公の趣味嗜好、脳波を読み取ることもできる。それを参考にマザーへ共有し新たな個体を生産させている。

  • 戦闘型

人間と生殖を試みる為に作られた最初のツール。戦闘能力が高く、無重力を縦横無尽に動く。船の知識からおっぱいに関連した人型しか生成されておらず、下半身はエイリアンのまま。なので唯一おっぱいに発情した主人公以外を皆殺しにしてしまう。初期ロッドなので無表情で無口。
性的な行為も押し付けたり挟み込んだりするだけ。乱暴。段々とカタコトになったり言葉数が増え、主人公の趣味嗜好を理解しながら進化した個体が産まれていく。

  • コミュニケーション型

主人公の脳波を解析し、より精液を搾り取れる様にする為に生み出された個体。
コミュニケーション能力が高く、より主人公の好みに合わせてある。
生意気で小馬鹿にしつつも主人公を愛し、恋愛感情を持たせるように誘導してくる言葉遣い。しかしあくまでも端末なので表面上だけ。後に更に2体生み出される。同じ個体だがリボンの色だけ違う。

■遊覧船艦ミルムラ

銀河規模でエロ玩具を販売している企業が保有する遊覧船。今回は惑星間の性的交友を成立させたとして記念パーティーが催されていた。宇宙連合に所属する性的商品の8割のシェアを誇っている。

遊覧船MIRUMURA:艦長室

―――――――――――――――――――――――

日誌:

連合歴〇〇〇〇〇年 

●月×日

 この大型宇宙戦艦が乗組員ごと連合国から辺境の商人に売られてもう数ヶ月になるが、我々は案外快適なセカンドライフを送っている。連合軍は資金不足ということで当時は薄給を覚悟していたが、奴隷のように売られたにしては大事にされているようだ。成金様様だな。

 まぁデヴリと同じ扱いをされたら撃ち殺しているところだが。

 この艦のオーナーは性玩具を作る会社をメインにしているらしく、艦は各星の豪商や権力者を呼ぶパーティー用に使う他、広告、運送と広く使われるらしい。休む暇は相変わらず無いようだが、そこは定年に期待しよう。

 それと試供品を配られてテストもさせられるが、娼館船を経費で呼べるらしい。楽園じゃないか一生着いて行きますよオーナー殿。

――――――――――――――――――――――――

△月〇日

 旅は至って順調そのもの。エイリアンや未開拓の蛮族とも戦わないし、艦のメンテナンスも戦闘が無いので最低限で構わない。我々は安全に運航することだけで前の数倍の給料が頂けている。オーナー様も商いが上手くいっているようで、この前は国を一つ買って工場をしこたま建てたとか。

 そんなに大人の玩具が必要なのか? それとも生粋の変態なのか? とも思ったが。オーナー曰く「連合には数百って人種が存在するから、幾らでも性玩具の新商品が作れる」と聞いた時は、その先見の明に目から鱗だった。

 

 最近この宙域で行方不明になった船があるらしい。古株の辺境部隊からの話なので間違いないだろう。面倒事は御免である。

――――――――――――――――――――――――

◇月▼日

 相変わらず平穏だと思っていたが、人生には災難が付き物らしい。なんと、あの行方不明だった船が航路前に現れたのだ。災難なことに、今のこの戦艦に武装は付いていない。軍艦じゃないからな。艦内にも最低限の武装しか無い。パワードスーツぐらいくすねておくべきだったか。

 しかも今は各星の権力者がこの艦でパーティーを行っているのだ。オーナーも忙しい。知らせるべきか……

 結局保留にし、船の横を大きめに迂回する事にした。

 万が一その船に高度知性体型のエイリアンが乗っていたら……と考えるが、船そのものは綺麗なものだったし、念の為船員に念入りにスキャンさせた。問題は無かろう。

――――――――――――――――――――――――

◇月〇×日

 判断を誤った。すまないオーナー。

―――――――――――――――――――――――

◇月×〇日

 船員がほとんど喰われた。オーナーも、その娘も、権力者達もだ。今連絡が取れているのは食堂倉庫に引きこもっている調理係とパーティーで雇われている従業員が数名。そして船員が5名だけ。

 エイリアンは宇宙空間を航法可能な種だった。その上大喰らいで戦闘力も高い。連合の基準で言えば一体で危険度Sだろう。どこのマッドサイエンティストがあんな化物を作り出したんだ。その才能をもっと人様の為に使って欲しい。

 奴等はあらゆる有機生命体を喰らいながら艦内を移動している。デッキもマザータイプに乗っ取られた。一瞬だけだが、機械とも融合し始めているようだ。かなり環境適応力が高いようだが、その分燃費が悪いと見た。長期戦で耐えれば何とかなるかもしれん。

―――――――――――――――――――――――

◇月〇〇日

 遂に俺1人になった。食料は既に尽きている。部屋の外ではガリガリと音が鳴っている。この艦で最も分厚く頑丈な扉だが、いつまで持つかは分からない。頭がどうにかなりそうだ。死にたくない。

―――――――――――――――――――――――

◆月〇日

 扉のロックが破られたが、奴等は入って来ない。どうやらマザーはデッキのメインシステムと融合を果たし艦内を掌握したらしい。これで無線内を浸食し知識を付けたら手に負えなくなるかもしれない。流石に人類滅亡の原因になりたくない。腹を括る時がきたらしい。

 緊急の救難信号をツテが乗っている艦に発する。だがこれを使えば俺の位置と目的がマザーにバレるだろう。どこまで逃げられる分からないが、何とか権力者達が乗ってきた船にまで辿り着けばとオモuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu――――――――――――――――――――――――――(以後同じ文字が並んでいる)

―――――――――――――――――――――――

◆月◎日

ナカヨシ

―――――――――――――――――――――――

「……っ」

 日誌を読み終わり、ふかふかのベッドの上で疲れた身体を寝かせる。

 この数日、また幾つものブロックを越えて辿り着いた場所は、この艦の艦長室だった。日誌を呼んだ通り室内は荒らされている様子はなく、入る際に扉が無数の引っ掻き傷を作っていたぐらいだ。

 部屋の広さはそこまでじゃないけれど、備え付けの冷蔵庫にはまだ数日分の食料が入っていた。だから、僕はこの部屋に閉じ籠った。ドアのロックもできたし。

(けど……もう、それも終わり……)

 数日分と言っても、残っているのは腐りかけの酒の摘まみぐらいで。それもあっと言う間に食べ終わってしまった。それすらも苦痛だったけれど。

 味覚がおかしいと気付いたのは、摘まみを食べた時だ。余りに不味くて吐き出しそうになった。

 元々もっと不味いレーションを食べれていたのに、それよりは幾分マシな物でこんな気分になるとは思わず、まともな食料だったのに食欲が沸かないのだ。

 けれどふかふかベッドは、その空腹すら掻き消すほどの睡魔を僕に提供してくれる。

(あぁ……最高だぁ……)

 硬くて冷たい床の上しか知らない僕にとって、それは天国の上だった。

 部屋の灯りを消し、暗闇の中布団の温もりに包まれていると不思議と恐怖が和らぐ。皆こんな気持ち良い物で寝ているのかと思うと怒りすら沸いてくる。僕のどうせ死ぬならリストが更新されていく。どうせ餓死で死ぬならベッドの上だ。

 だが、船長室にある窓の外に目を向けると、まだ僕が乗って来ていた船がそこにあった。最初に見た時とほとんど位置が変わっていないように思えるのは何故だろう。増援を待っている? それとも艦をまだ単独で攻略しようと考えている? ……どちらにしても僕の生存は度外視していそうだ。

 くぎゅるるるうるぅぅ~~~~~~……

「うっ……」

 現実逃避もそろそろ限界だった。本能は早く食べ物を口に入れろと急かしてくる。

 ああけど、けれど……食べるなら……空腹を満たすなら……

「……っ! 僕は、なに、かんがえて…っ!」

 あの母乳を思い出して、無意識に涎が溢れるのを必死に拭う。まだ身体に影響を及ぼしていないだけで、次どうなるかなんて分からない。次飲んだら猛毒に改良されているかもしれないんだ。そんな間抜けな死に方は御免だ。

 動かなければならない。

(ここからブリッヂまで何ブロックあるかな……いや、マザーが居る時点で行ける訳ないか。だとしたらサブブリッヂを目指すべきだ)

 大きな戦艦には必ずある緊急用のサブブリッヂ。そこを見つけられれば連合軍に直接救難信号を遅れるかもしれない。時間があれば通信を送り、艦隊を差し向けることだって……

 構造上、ブリッヂとサブブリッヂの位置は近い筈。そして行き方もそう難しくはない。

 エイリアン達が居るかもしれないけど、このまま立往生してもやっぱり死ぬんだから……リスクを、背負わなければ……っ

「……行こう」

 道筋はここでもう見つけた。後必要なのは勇気だけだ。

遊覧船MIRUMURA:宇宙空間内 連絡路

『よ、よし……』

 一度もやったことが無い宇宙空間での移動。それが僕の出した道筋だった。

 メインブリッヂもサブブリッヂも、艦から競り出した形で見えているのは最初の時に確認している。船長室にあった艦の図面ファイルでも。

 宇宙服は初めて着たけれど、思いのほか軽くて頑丈そうだ。身体に合わせて収縮したし、空気もカプセル型で中に数時間分が凝縮して入っている。予備も持ったし、これで何とか行ける……!

 連絡通路はやはり予備のものなのか。幾つもの精密部品も周囲にあり、歩いて行く形にはなっていない。命綱をレールにかけて、数百m先のサブブリッヂを見やる。

『エイリアンは……居ない。い、行くぞ……行けっ!』

 何か一つを間違えれば即死。そう言われて育った宇宙。散々イジメのように悲惨な死に方を聞かされたし見せられてきた。真っ暗な世界に投げ出される恐怖を幻視すれば漏れそうなほどだ。

 でも行かなきゃならない。ここが一番安全なのだから。

 入口を蹴って、命綱を痛いほど握りながら進み出す。足元は当然覚束ず、身体を丸めてしまう。だが物理法則により蹴った勢いそのままにスムーズな移動ができていた。

『よしっ! いいぞ……っ!』

 バクバクと宇宙服の中で響き渡る心臓の音と耳鳴りで急激にストレスが溜まるが、それでも一種の高揚感があった。誰にも教えられていない宇宙空間内の活動。移動だけとはいえ僕だってできるのだと心が踊るのだ。

 残り200mのところで、艦外から見た船内の様子に顔が引き攣る。

「―――――っ」

 通路をうねるように移動する幾つもの太い触手達。それはメインブリッヂから伸びているようにも見えた。やっぱりだ。手前のブロックで止まった自分のカナリアとしての危険察知能力を今ほど有難いと思った事は無い。

 触手の先は見えていないけど、何本も、どころではなく無数に見える触手群は、まるで巨大なケーブルの束だった。あんなに怖かったけれど、こちらに気付く様子もない。鼓動はより五月蠅くなったが、自分の作戦が順調であることに安心感を抱く。

 残り150m。

(……怖いっ)

 こんなにも開けているのに、重苦しいほどの静寂に身が凍りそうになる。レールを叩いてみても、空気の無い空間では音が響かない。自分以外の音が存在しない事が、こんなにも心細くなるなんて思わなかった。

 そこに無重力が加わって、僕は経験の無い恐怖心に押し潰されそうになる。

 1人っきり。本当に、誰も居ない。

『―――――――――――えっ』

 残り100m。レールが内側コの字に曲がろうとした所で信じられないものが目に入る。

(レールが――――――無いっ!?? なんでっ!!?)

 もう目的地のサブブリッヂ側面が見えているその手前で、あるべきレールが途切れていたのだ。

 命綱を繋いでいるレールは手動では止められない。

「う”ぅ”うぅ”~~~~~~っっ!!! ――――あっ!!」

 レールを掴んでブレーキをかけようとしても、非力な僕の腕力では焼け石に水だった。それに手袋に穴が空くのが怖くて力をかけられず弾かれてしまう。

 もう数秒でレールから僕も弾かれてしまう。そうしたらもう―――――――

「あ”、あ”ぁ”っ!!」

 絶望の状況を考えが至るよりも先に身体が動く。

 レールの途切れ目付近にある何か。何でも良い。掴める物があればどうにか……っ!

(――――――あれ、だっ)

 途切れたレール部分は壁から繰り抜かれたように消えていて、当然壁そのものが無いのだから中が露出している。幾つものケーブルや基盤が露出しており、部品が周囲を漂っていた。

 その中のケーブルか、作業用の取っ手か何かを掴めれば生き残れる!

(大丈夫、いけるっ! 僕は悪運が良いんだ! 今回だって生き残れる!!)

 根拠の無い自信で無理矢理自分を鼓舞し、荒くなる息を整えた。落ち着け、闇雲に腕を振り回しても掴めない。冷静に…っ

「……いっけぇぇぇぇっ!!!」

 レールが途切れ命綱と一緒に身体が投げ出される。猛スピードで壁を沿うようにして進む身体。そして壁が途切れた部分から露出するケーブルに手を突っ込む。

―――――――グンッ!! バリバリバリバリッ!!!

「――――――!!!!」

 掴んだ一本のケーブルは細く、掴んだ瞬間剥がれていく。

「うわぁぁぁっ!!? 止まれ止まれ止まれぇぇぇぇえっっっ!!!! っ、うわぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!???」

 どんどんケーブルが伸びていき、身体が艦から離れる遂にはケーブルが千切れ、噴出したガスで暴れたのだ。僕は必死にケーブルを離さないようにするが、まるで大きな波線のように揺れてしまう。

(ぐ、ぅぅうっっ!! だめ、これ以上は、ぁ……っ!)

 命綱を掴んでいた片腕でケーブルを掴んでいた所為で、握力がもう既に限界だった。それでも離さない。手首から先が痺れても、歯を噛み潰してでも。

(離すな! 離すな! 絶対離すな!)
―――――――ズンッ!!

(止ま―――――)

――――――バツンッ!!

「―――――――えっ?」

 伸び切ったケーブルはピンッと張った瞬間、そのまま根本から引き千切れた。

 ……浮遊感。

「――――――――――――――――――――――――――――――――」

 絶望が一瞬で体中を埋め尽くし、宇宙服の中で鼓膜が破れるほどの慟哭が鳴り響く。

 もうどれだけ身体を滅茶苦茶に動かしても戻れない。その場に留まった僕の身体から、艦が徐々に離れ出す。大きさで分かりにくいが、それでも途轍もない速度だ。

 またか、またか。僕はどうしてこんなに運が無いんだ。どうして運命はこんなにも僕を見放すのか。こんな残酷な最後しか用意していないのか。こんな暗闇の中で1人きりで死ねっていうのか。

「ひっぐっ……あぁ、うぁぁぁ……っ、たすけてぇ…っ誰かたすけてぇぇぇ……っ」

 どこにも声は届かない。

 だが、声以外の何かは届いていたかもしれない。

―――――――――――――――ガゴンッ!!!

「――――ッ!?」

 泣きじゃくっていた僕の目が捉えたのは、壁の一部が突然大きくひしゃげた光景。

――――ガゴンッ! ガゴンッ! ガゴンッ!!

 まるで巨大な何かがぶつかるように、何度も、何度も、艦の壁をぶち破ろうとしているような。それも何故か、僕が居る目の前の壁が。

 その壁が少しずつ艦と一緒に遠ざかっていく。その前に―――――

ガゴガゴッ!! ――――――――ズガァァァンッ!!!!

 触手が一本、宇宙空間に飛び出してきた。

「な――――ぁ、っ!?」

 触手の表面は生々しい部分が全て瞬時に凍りつくが、そのまま気にすることなくこちらに猛スピードで迫ってきた。

 今まで見た物とは違う。明確な意志を感じる、しかも僕を目標に見定めたような動き。

 何より目を引いたのは、その触手の先端。まるで風船のように膨らんだ肌色の何かは氷つくこともなく、ふよふよと柔らかそうな見た目をしているということだ。その大きさも僕の全長より3倍ほど大きい。まるで巨大な卵みたいで。

(あれ、は、エイリアン!? なんでこんな、僕に向かって――――!??)

 わざわざ宇宙船の外に出た物を狙う理由なんて無い。幾らエイリアンだって真空を漂うには相応のエネルギーが必要な筈だ。まるで得が無い。本能的じゃない。

 グングンと近付いてくるソレは、螺旋を描くように僕の下へ辿り着くと、そのまま触手の先、柔らかそうな膜が僕を迎え入れるようにして―――――

―――――ぷにゅずっぷんっ♪

「うわ、ぁ、ぁっ!?!?」

 まるで吸い付くように僕の身体全体にぶつかって包むと、そこからピッチリと張り付いて中へと埋まり込んでいく。

 といっても膜の向こう側への感触はなく、それが空洞であることが分かる。

 そして、その中に居た存在に腕を引っ張られた。

「ほーら、こっちよ」

「えっ……ひぃっ!?」

「あら、酷い。折角助けてあげたのに怖がるなんて」

「~~~~????」

 人だった。いや、人じゃない。それは確かだけど、人としか思えないぐらい人そのものだった。上半身だけ……

 ただ今回のエイリアンは完璧な意思疎通ができるみたいで、僕の様子を静かなに眺めながら微笑みかけてくる。少しだけ、意地悪そう……だけど。

「まぁこんな所じゃ落ち着かないし、貴方と行きたがっていたサブブリッヂに行きましょうか」

「えっ!? な――――」

「何で知っているかって? ふふ、さぁ。何ででしょうね……♪」

「……っ」

 どういう意図で僕に接触したのかまるで分からない。恐怖心が全身を包むけれど……なんなんだ、この子。どうして、こんなに……

「……ん? ふふ……っ」

「――――っ、くっ」

 ジッと見ていると、微笑まれて顔を背けてしまう。分からない。凄く胸がドキドキする。この子を見ていると、この子に見られると、どうしてか落ち着かない。それも悪い気がしないなんて。相手は、エイリアンなのに……平気で僕達なんて殺せるのに……


遊覧船MIRUMURA:サブ・ブリッヂ

 乳白色の膜が独りでに破れると、彼女の得意げな声が耳に響いてきた。

「はい、到着♪」

「ふぁ……?」

 気付けばそこは、僕が目指していたサブブリッヂの中。しっかりと照らされた室内には、無傷のパネルやコンソールが並んでいた。エイリアン達に手を付けられていないのは明白で、意識が急激に浮上する。

 そこで気付いた。ここに辿り着くまでの間、自分がしていたことに。

もにゅんっ♡ ふにゅににぃ……♡♡

「ふむぁっ!?」

 ヘルメットを外し、裸に剥かれていた上で膝枕されていたのだ。

 当然その頭の上から柔らかくて大きなおっぱいが乗せられていて、僕はそれに吸い付いていた。無意識に、なんの抵抗もせずに。

「な、な、なに、が……っ!? 僕、どうして…っ」

「どうして、と言われても。貴方がしたそうだったから、シテあげただよ? ふふ…っ」

 意味深な笑みと一緒に僕におっぱいを与えてくる少女の愛らしい声に困惑しながらも、休息に冷や汗をかきながら飛び跳ねるように彼女から離れた。

 残念そうに、不敵に笑う少女の姿を改めて見て……思わず咽喉を鳴らす。

(……かわ、いい…っ)

 ツインテールのサラサラな金髪と、切れ長の目。まるで黄金比のように整った顔と、少女にありながら不釣り合いなほど大きく張りのあるおっぱい。気が強そうなのに柔和な笑みでこちらを誘う小悪魔的魅力。

 けれどその下半身はやはり触手で、サブブリッヂの扉の向こうまで伸びていた。これもきっと、本体から伸びている端末なんだ

 食糧庫で出会った個体の時よりも遥かに完成度の高い個体。ということは……この子も犠牲者の誰かだった者……っ!

「あはっ♪ あんなに可愛く私のおっぱいに吸い付いてたのに。今はそんな目を向けちゃうんだ? そんなに怖いかなぁ私」

「……」

 手首に触れて、シールドリングを確認する。ちゃんと付いていて安心するが、それでも攻撃されればもって数秒。武器は彼女の下に落ちていた。

「……あっ」

 僕の目線に気付くと、少女は武器を手に取ってしまう。それを暫くジッと見た後……

「この武器が欲しいの? ほら、あげるわ」

「……へ?」

 なんと、そのまま軽く放って僕にパスしてきたのだ。それをキャッチして直ぐに少女に向けるが、彼女は笑みを絶やさない。

「な、なんで……これが何か分かってる……?」

「ビーム銃って奴でしょ? 幾ら私に効かないって分かっていても、それで安心するならそうしてなさいな。そんな事で怒ったりなんてしないわ」

「なんなんだ君は、エイリアン……だよね?」

「勿論そうよ。貴方が”船長室の記録で見た通り”のエイリアン。”お母さん”取り込まれて新たに新生した触手端末個体。それが私。使われている脳は人間のもので、この性格や喋り方も生来のものなの。凄いでしょう?」

「―――――――」

「何で知っているのか? って顔。面白い♪ それも教えてあげる。大丈夫、私は、私達エイリアンは貴方と和解したいの。それが助けた目的だから」

「……和解、って」

 少女は手を広げたまま近付いてくる。

「こ、来ないで!!」

「撃ちたければ撃てば良いわ。何の解決にもならないだろうけど、撃たれてあげる。だから話を聞いてくれない?」

「あ、ぁ……っ」

 敵意も、殺意も、人一倍向けられてきたからこそ分かる。

 目の前の少女からは、それ等を一切感じない。どころか、小馬鹿にされている筈なのに言葉尻か暖かくて泣きそうになる。

 怖い。恐い。死にたくない。殺されたくない。

「大丈夫、殺さないし、貴方を私みたいにはしない。約束するわ」

「し、し」

「信じてもらう為に私達の話を聞いて。それでも駄目なら」

 少女の額に、銃口が当たる。

「撃って、ね?」

「…………僕が、撃てないって分かってるんだろ!! どうせ!!」

 涙が出てくる。そうだ、殺せない。こんな人間にしか見えない少女を撃てる訳ない。僕は人を殺したなんてない。そんな勇気無いんだ。

 エイリアンなのに。どうせ嘘に決まってるのに。端末なんか撃っても直ぐ殺されるだけだって。それでも目の前のちゃんと会話のできる存在に。暖かい言葉をくれる少女に微笑まれて嬉しくなっている自分が心底気持ち悪いし嫌いなんだ。

「バカにしてっ! くそ、ちくしょう!! 僕は……僕はぁ……っ!」

「…………マザーは当初、この船を襲うつもりは無かったわ」

 そのまま少女は話始める。まるでこちらを意に返さないその態度に、ああ、やはり人間的な何かが破綻していると思うが、それでも情報は欲しい。

 少女はまず、この艦を制圧した経緯から語り出した。

「元々とある科学者の手によって作られたマザーは、とある事故によって博士が死亡。放棄した宇宙船から飛び立ち、私達に植え付けられた本能に従って行動していただけなの。だから遠くない内に宇宙空間内で死に絶える筈だった……そんな時に偶然近くを通ったのよ。この艦がね」

 そうして艦に取りついたマザーは、真っ先にブリッヂに到達。自己を保存する為に周囲の何もかもと融合したらしい。その仮定で宇宙ネットワークへの侵入を果たし、電子的にも自己を確立。あらゆる知識と、それによる精神の獲得に至る。

「そうしてマザーは全てを知り、己をより世界に都合の良い存在へと自分を昇華し始めた。科学者がマザーに埋め込んだ遺伝子情報に沿る形で、生存戦略を始めたの。そうして自身の特異電波を発して、見つけた。貴方の脳波を」

「僕の……脳波?」

「そう。マザーの遺伝子に最も相性が良い貴方。貴方の遺伝子をマザーは何よりも欲しがった。だから観察し、貴方の好みに成ろうと更に作り変えようとしていたの。貴方も見たでしょう? 沢山の個体を。あれ等は失敗作だったけれど……」

「失敗作って……あ、あれ?」

 思い出すのは、最初に出会った個体や、あの溶けた個体。どちらも違いはあったが、大まかな形は似ていたと思う。そして目の前の少女の完成度は…………より精巧だ。

「なんで……僕の遺伝子なんて……僕、旧人類だよ? 進化した人類の方が」

「駄目よ。あんな改造遺伝子、混ざり過ぎてとても食べれたものじゃなかったもの。それは生まれる前から既に分かっていた。それに、私達に興奮したのは貴方だけ。貴方だけが最初から私達に対して性的興奮ができた。そうでしょう?」

「…………まさか」

 僕に襲い掛からなかったのは。攻撃しなかったのは。僕が性的興奮を覚えたから?

 ……じゃあ、餌って。つまり……っ

「正解」

 ふわりと甘い香りが鼻孔を擽る。たぷんっ♡ と揺れるおっぱいに視線が奪われ、剥き出しのモノに血が集まっていくのを感じてしまう。

「ふふ……♪ ほら?」

ふにゅんっ♡ にゅく…にゅく…♡♡

「くっ……っ、だから……だから、僕を孤立させたのか!!」

「……」

「―――っ」

 僕の言葉の何かが触れたのか、スッと真顔になる少女に嫌な汗が出た。

「孤立なら最初からしていたじゃない」

「……っ」

「毎日毎日イジメられて、バカにされて。死にそうなことされて。笑われて蔑まれて、貴方を、ナオという1人の人間をずっとずっと蔑ろにして。死んで当然じゃない?」

「…………」

 脳波、と言った。僕の脳波から、僕の事を知ったんだ。だから離れていても僕のことを知っていた。見ていた。どんな状態かを把握していた。今も……

 ああ、くそ、くそ。涙が止まらない。勝手に溢れて……っ、止めろ、人間の心なんて無い相手の言葉に動揺するな。

「知った、ような、口を……化物の、くせにぃ……っ」

「そうね、化物ね。けれど、誰よりも貴方に提供できるものがあるわ。私達が生きていく為に…………幸せをあげられる」

「黙れぇっ!!!」

 毎日ストレス解消に殴られていたからどうした。

 毎日嫌がらせに食事を踏み躙られいたからどうした。

 毎日冷たい床で寝て、蹴り起こされていたからどうした。

「エイリアンなんかに、化物なんかに同情されてたまるか!! 僕の人生を惨めだなんて言われてたまるか!!! ひっぐっ! ぐうぅぅぅうっっ!!!!」

「……」

 エイリアンは、化物は、少女は何も言わない。ああ、やはりこいつも化物なんだ。僕を懐柔し、自分達の思う通りにしようとする。僕の気持ちを利用しているだけに過ぎない。”あいつらと同じ”なんだ。

「僕が通信して連合軍にSOSを送れば全部終わりだ! 僕は危険なエイリアンを排除する為に命を落とした英雄扱いされる! それで二階級特進、少なくとも立派な人生だったって言える!! それで良いんだ!! 今ここで殺されたとしても!!!」

「それで終わり?」

「ああ、終わりさ!!!」

「……ふーん」

 見透かされているような視線から目を背ける。

「嘘ね。死にたくない癖に強がって。本当にナオは意地っ張りなんだから」

「止めろ! 初対面の癖に、分かった風に言うな! 僕の名前を、名前をぉぉ…………っ!!!」

 そんな優しく呼ばれたことなんて無い。

「ナオ、大丈夫。ここに貴方をイジメる人間も化物も居はしないわ。ここには貴方好みの可愛い女の子が、貴方を欲しがっているだけ」

「止めて! 止めてよ!! それ以上言わないで!」

 幸せな訳が無い。そんなのきっと餌と変わらない。

「私達にはナオが必要なの。ナオのして欲しいこと全部してあげられる準備がある」

「黙ってよぉ……僕を、僕を惑わせないでぇ……」

 必要とされている。それが嬉しい。嬉しく思ってしまう。心が熱くなって溶けてしまう。涙が勝手に溢れて、どうしようもない。

 言葉だけで膝が崩れていく。何にも分からなくなるぐらい心がグチャグチャにされる。搔き乱される。

「ナオ」

「んぐぅっ!?」

もぐにゅぅっ♡♡ にゅぐんっ♡

 顔がおっぱに埋まる。極上の柔らかさと弾力が顔全体に伝わり、それが人の肌と体温だと分からせてくる。

 優しく甘えさせるように頭を抱き抱えられて、耳元に囁かれた。

「もっと分かり易く言ってあげましょうか? ……『ロリ爆乳ッ子のイジメ調教碌』」

「――――!??!」

 そのタイトルは、僕が拾ったえっちな本のモノ。僕の性癖を決定付けたモノの名だ。

「『パイズリ天国Version旧人類』、『ロリっ子のマゾ奴隷赤ちゃん化計画』……ふふっ♡」

「あ、ぁ、ぁっ」

 背筋が凍る。違う意味で恐怖が蔓延していく。

「分かるでしょ?」

 そういうことだったのだ。これは、この状態は。

 この子は最初から、そういう目的で作られた――――――――

 だめだ、これ以上話を聞いたら僕は。

「ナオの願望、叶えてあげる♡ 私が優しくシテあげるっ♡♡」

 押し付けられたおっぱいにから甘い香りがする。

「私が、ナオの全てを溶かしてあげる」

 理性が、蒸発させられる。

・・・・・・・・

「ほーら、ずっぷんっ♡」

ずちゅぷっ♡ ズッにゅん…っ♡♡

「んはぁっ!?♡ う、ぁ、ぁっ♡」

 ゆっくりと押し倒された僕は、今度は変異したフカフカ柔らかな触手ベッドの上に寝かされて、その上から更に少女。人間だった時の名前でセラと自称する少女のおっぱいにおちんちんを包まれてしまった。

 お尻が埋まった触手ベッドは表面が羽毛のようにフワフワで柔らかく、まるで大きなおっぱいに柔毛が敷き詰まっているような感触なのだ。

 そしておちんちんを挿入したおっぱい。セラの顔ぐらい大きいそれが腰全体すら包み込み、その重量に合わせてみっちりと形を変えてしまう。

「セラぁ……っ」

「ふふ、おちんちん剥けちゃって敏感な部分ぜーんぶおっぱいの中ね♡ 雑魚ちんちんの癖に必死にビクビクさせて、ここにあるよー、可愛がってーってアピールしてる♡ クスクスッ♡♡」

「う、ううぅっ」

 僕の性癖に合わせて作られたというセラ。僕自身がこんなのを望んでいたなんてとても信じられないのに、不思議とその小悪魔的で小馬鹿にしてくる少女の言葉に身体が喜んでしまう。

 ちんちんは益々硬くなっておっぱいを味わおうとすると、それに合わせて少女はおっぱいを動かし、にゅくにゅくと優しく快楽を与えてくる。

「さぁ、どうして欲しい? ナオは私に何して欲しい? ナオの為なら気持ち良いことなんでもしてあげるわよ♡♡ ね、ほら。言ってみて?」

「え、えっと……うぅ…っ」

「ああ、そういえばお願いを言うのに慣れてなかったわね……じゃあ私の言葉に合わせて言いなさいよ。ね、それが良いわ♡ ほら、耳貸しなさい?」

「え、えっ……そ、そんなことっ!」

 思わずギョっとするが、彼女は楽しそうに意地悪い顔で見てくる。

「言えない? じゃあおっぱいあげらなーい♪」

「あっ……」

「……良いから言え。言っちゃえ♡ そしたら天国に連れてってあげる……地獄の底に居るナオを、ドロッドロの快楽天国に…♡」

もにゅちゅっ♡ にゅぐ、にゅぐっ♡ にゅにゅぅ……♡♡ ぬ…ぬ……っ♡

「うぁ、ぁ、ぁっ」

 柔らかく、ゆっくりと圧が咥えられ、より柔らかい肉を感じる。腰いっぱいに広がる。

 逆らえない。こんな簡単に僕の歯止めを崩される。

 痛みへの忍耐はあっても、気持ち良いへの耐性なんて無い。だって、知らなかったから。

「ぼ……ぼくの」

「ぼくの?」

「ぼくの……おちんちんを、い、いじめて、ください」

「……」

もにゅぐっ♡

「んひぁっ……いっぱい、頭バカになっちゃうぐらい。えっちなこと、して……ください!」

「うん、いーよ♡」

にっぢゅん―――♡♡

「あっ、ひっ」

「ナオのおちんちん、気持ち良いのでバカになっちゃうぐらいイジメてあげる。おっぱい大好きでどうしようもない変態おちんちん、にゅくにゅくの肉の中で潰し回してあげるっ♡ ほら、鳴いちゃえっ♡」

もにゅぐにゅぬぬんっ♡♡ ぬちっ♡ ぬちっ♡ ぬちっ♡

にっぢゅにっぢゅにっぢゅにっぢゅにっぢゅっっ♡♡♡

「ん、くぁ、はぁ、はぁ……うぅぅ~~~~っっ」

 形容し難い柔らかさ。柔らかいって気持ち良いんだと再認識させらえるような動きで、ちんちんが揉みくちゃにされる。にゅくにゅくみちみちの乳おっぱい。僕の濡れたモノでいやらしい音がこれでもかとサブブリッヂに鳴り響いて、恥ずかしさと一緒に恐怖も薄れていく。

 化物の、少女の、セラのおっぱい。僕と同い年ぐらいの年齢の、いや。下手したらもっと年下だと思う女の子のおっぱいを味わえるなんて。頭がどうにかなりそうだった。

「あはっ♡ バカみたいにビクビクして、そんなに良いの? おっぱいに大事な所グチュグチュ擦られて気持ち良いんだ? 女の子にアホ面晒してヨガって、あーあー可愛い♡ ナオすっごい可愛い♡ いいよー、おっぱいでバカになって♡ 餌ミルクびゅくびゅく出るまでシテあげるから♡♡ 絶対止めてあげない♡」

もっぢゅっ♡ もっぢゅっ♡ ぱちゅっぱちゅっぱちゅっぱちゅっ♡♡

にゅずにゅずっ♡♡ ぬっぢゅんっ♡ たぷぬぬっ♡

「んっはぁぁっ♡ その動きだめぇっ♡ んんっ、んぅぅっ♡ はぁ、ぁっ♡ ちんちんが、ぁぁっ♡♡」

 溶ける。こんなの溶けて消えちゃう。リズミカルに打ち付けられるおっぱいの威力は絶大で、一撃毎に上から根本までズリ降ろされ、みちみちに詰まった状態でカリ裏をズリッと擦られる。ヌルヌルおっぱいの中で弄ばれて、延々と快感が止まない悶絶天国。

 セラは情けない姿でおっぱいに甘える僕を、口ではバカにするけれど。その目はとても優しくて、今だって僕の手をおっぱいに誘って、その上から更に手を重ねて恋人繋ぎしてくれる。

「私はナオがどんなに情けないオスでも気にしないし、むしろそうやって赤ちゃんみたいになってくれた方が嬉しいわ。だって、その方が背徳的で気持ち良いでしょう?」

「―――っ、うぅぅっ」

「私は化物だけれど、脳や上半身は人間のモノ。この心だってそう。生来の私はきっとティオみたいな男の子を好きになった」

「嘘だ、絶対嘘だぁっ!」

「けど、こうしておっぱいでシテあげることに喜びを感じるわ。貴方もそうでしょう? こうやって、おっぱいでされる……とっ♡」

にゅっぢゅぅぅうぅ~~~~っっ♡♡♡

ビクビクッ♡♡ ミキッ♡ ミキッ♡ にぢぢっ♡

「んふぁぁぁっっ♡」

「ほら、嬉しくておちんちんもっと硬くしちゃう。何も変わらない。オスとメスのやり取り。恋人みたいなエッチを楽しんでる♡」

「くふぅぅぅうぅっっ♡♡ やだ、やだぁぁっ♡」

 ここで折れたら全てを失う。今度こそ、人間の意義すら。オスとしてのプライドも。奴隷でもそこまで堕ちたくない。人間を害する存在になりたくない。

 ああ、だから止めて。おっぱいで優しくしないで。僕をトロトロに溶かさないで。

にゅぱんっ♡ にゅぱんっ♡ にゅぱんっ♡ にゅぱんっ♡ ぐにゅにゅっ♡♡ にゅっずっ♡

たっちゅたっちゅたっちゅたっちゅたっちゅっ♡♡♡

「ああっぁあぁぁっっ♡♡ 気持ち良いっ♡ 気持ち良いのいっぱいぃっっ♡♡ おちんちん溶けうぅっ♡ これ、これダメにされるぅぅっっ♡♡」

「良いのよ、ダメになって♡ ……なれっ♡ 早くちんちん気持ち良くなることだけ考えろっ♡ 私にイジメられるだけのマゾになれっ♡♡ 愛しいちんちん奴隷になっちゃえっ♡」

「んくぁぁぁっ♡ ぁっぁっ♡」

「それともこっち? 好き、大好きよナオ。貴方の事しか考えられないのっ♡ 早くおちんちんから臭くて濃いミルクで私にマーキングして?♡ ……なーんてっ♡」

「ふぐぅぅぅ~~~っっ!! ひどぃぃいっっ!!♡♡」

「あら、けどこっちは嬉しそうだけど?♡ クスクス……ッ♡♡」

 必死に嫌々と言ってもおっぱいから逃げられない。誘惑から逃れられない。

 痛くないのに恐い。気持ち良いのが恐い。愛される事が恐い。

「セラ、セラぁっ♡」

「あぁ……マゾちんちんビクビクしてきたぁっ♡ 好きよナオ。ダイスキッ♡ 一生愛してあげるっ♡♡」

にゅっぢゅっぢゅぅぅぅぅう~~~~~ズニュズニュッ!♡♡

もにゅんっ♡ にゅっちゅんっ♡♡ ずりゅにゅっ♡♡

「んなぁぁぁんっぅっっ!!♡♡ でちゃぅっ♡ 白いのでちゃうぅうっ!!♡♡♡」

 ドロドロの黒い瞳が僕を捉えると同時に、より激しさを増すおっぱいに腰が悶える。ああ、やっぱり化物だ。僕が餌を出すと分かった瞬間目が恐くなった。仮初なんだ。僕が餌を出すから喜ばせてくるだけ。それだけ。

 なのに、それで良いと思い始めている自分がいる。

 この快楽に比べれば、今までの全てをチャラにして良いと思えてしまう。

「やぁぁぁ止めてっ♡ もうやだっ♡ こんなのやだぁぁあっっ!♡♡」

「もうダメよ♡ 自分で言ったんじゃない。イジメて欲しいって……ええ、言葉通り。望み通りにしてあげる♡ ――――――ゼッタイニガサナイ♡♡」

「ひあぁぁぁぁぁあああっっっ!!!!!」

にゅっぱんっ!♡ にゅっぱんっ!♡ にゅっぱんっ!!♡♡♡

ヌッヂュヌッヂュヌッヂュヌッヂュヌッヂュッッ!! にゅちゅぱんっ!!♡♡♡

「あ”―――――――――で」

びゅるっ♡

にっぢゅんぅぅぅぅうっっっ♡♡♡♡

「ん”ぅぅうっっ~~~~~~~~?!?!♡♡♡♡

「愛してるわ、ナオ……イけっ♡ ちゅっ♡」

――――――――――――――――びゅるるっるるるうっぅぅうっぅうぅっぅう~~~~~~~~~♡♡♡♡♡

「んぅぅうぅう”ぅ”ぅ”~~~~~~~っっっ!!!!!????♡♡♡♡♡」

にっぢゅにっぢゅにっぢゅにっぢゅっ!!!♡♡♡ びゅくっびゅくっ!!!♡♡♡

に”りに”りに”りりぃぃぃ~~~~~~~っっ!!♡♡♡♡

「~~~~~~~~っっっ!!!!♡♡♡ っっ!!♡♡♡」

 射精の瞬間に奪われた初めてのキス。僕が身体を丸めて射精した瞬間を狙われたそれを皮切りに、おしっこみたいに溢れ出すそれを、化物は待っていたと言わんばかりに搾り取ってくる。

 根本からねちっこく、ねちっこく、おっぱいを擦り付けて、乳圧を上へ上へ。尿道を扱きながら鈴口に誘導して。おっぱいで飲んでいく。全部、餌として処理されていく。

「ぷはっ、はぁぁあ~~~最高の臭い。なんて美味しそう……っ♡♡ ティオ、貴方は最高ねっ♡ ……クスクスッ♡ そんなに気持ち良かったの?」

「あぁぁ~~~~~っ♡♡ んぁぁぁあぁ~~~~っっ♡♡」

びゅくっ♡ ぶぴゅぅっぅ~~~~……っっ♡♡♡

「……っ♡」

 終わった。頭の芯からグズグズに解けていく感覚。天上の余韻に浸ると同時に、何もかもがどうでもよくなる程の多幸感。そして最高の感触。

 すべすべでむちむちでふわふわで。全てを包み込まれて、僕という自我がおっぱいに溶かされて。

「……ふぅ、ほら、こんなに出たぁ…♡」

にゅむっ♡ ……ぬっばぁぁぁ~~~~♡♡♡

「うぁ……っ」

 自らの乳首を掴んで開かれたおっぱいの間には、僕が出したとは思えない量の白濁とした液体がべったりとおっぱの谷間に付着していた。

 そして……

じゅうぅ……♡♡

「ひっ」

 白濁液は音を立てておっぱいの中へと浸透し、無くなる。後には卵肌のぷるぷるおっぱいが新品同様に僕の上で鎮座する。

「んっはぁぁぁ~~~~♡♡♡ おいしいぃっ♡♡ これがマザーの求めた餌ぁっ♡ あんて美味しいのかしらぁっ♡ あぁ、私を通してマザーに餌が届くのねっ♡ 素晴らしいわっ♡」

「うぅぅう~~~~~っっ!!」

「あら、不服?」

 不服に決まっている。僕が快楽に、欲求に負けた所為で。人類の敵であるエイリアンを存続する手助けをするなんて。宇宙に対する反逆行為だ。バレれば一生晒し物だろう。

 だというのに、少女はカラカラと笑いながらまた僕を抱き締め、おっぱいを吸わせてきた。ヌルヌルで熱く、甘い香りのミルク。その香しさに鼻が反応すれば、直ぐに空腹感に涎が垂れる。

「んむぐぅっ♡ やめ、んぢゅっ♡ はむ……んぅぅ……ぢゅるっ♡」

「んっ♡ あはっ♡ やっぱり可愛いっ♡ 大丈夫、ナオは死なないし死なせない。一生飼い殺しにしておっぱいと可愛い女の子でグチャグチャにしてあげる♡ 皆で幸せに暮らしましょう? ……とりあえず、マザーに会う前にもう少しシテ頭グズグズにしましょうか?♡

」

ぐにゅっ♡ ぐにゅっ♡ ぬぢぬぢっ♡

「んむぅっ!?♡ や、っ♡ もうだめっ♡ おっぱいやだぁ……っ♡♡」

「ヤダじゃないでしょ? マゾ豚赤ちゃんは黙って私にイジメられるのっ♡ 拒否権なんて無い。ふふ、ああこれは演技だった♡ 安心して? 最後はナオの心を尊重してあげるから♡♡ 分かったらとっととおちんちん差し出せ♡ 可愛がらせろっ♡ ナーオ♡」

 破滅的なまでに理想の女の子に全力で搾り取られるという現実。頭から指先まで快楽漬けにされて、脳まで犯されてジクジクと疼く。心臓は高鳴り、顔は発火して。残酷なまでに徹底的。

(好きになっちゃうぅっ♡ こんなの好きになるぅっ♡ チンチンバカになって戻れなくなるぅぅっ♡♡)

 自暴自棄になった時とも、恐怖と怒りに駆られた時とも違う。

 全てを知られた上で受け入れられる。ただそれだけの事がどうしようもなく心を揺さぶるのだ。自分という人間を受け止めてくれる目の前の少女に。心が動いてしまう。堕ちてしまう。

 少女はどうすれば良いか分からない僕を見て考えるような仕草を見せると、今度は僕を立たせて、自分が羽毛っぱいベッドに寝転がって見せた。

「それともぉ……今度はナオがしてみる? ほらっ♡」

たゆんっ♡ ゆんっ♡

「……っ」

 ごくんっ、と生唾を飲み込む。背骨のように尖った下半身の部分は見えない故に、もうただの少女だ。ただの可愛い女の子だ。

 そんな子が無防備に僕の目の前で、仰向けになって横にこぼれたおっぱいを晒して誘う。

たぷぬぅ…っ♡♡

「こないのー?」

 そのおっぱいを少し持ち上げ、差し出すようにしてくる。ただでさえ大きいおっぱいが形を変えて、より卑猥に映った。

 僕のモノはそれに反応して、本能が早くしろと急かしてくる。もう僕の意志なんてどうでもよくて、目の前の快楽の権化に集中しろって理性を踏み躙っていく。

「はぁ…はぁ…」

 またあの気持ち良いが欲しい。あの天にも昇る快感が欲しい。全てがどうでもよくなるぐらいの感覚が欲しい。

 そうしておずおずと彼女の上に跨ると、更にその大きさを意識してしまうが――――

「ああ、そっちじゃないって。こっちに来なさい?」

「えっ……ぁ…け、けど」

 示されたのは、彼女の頭の上。つまり、顔面に跨れと言っているのだ。

「は・や・くっ♡」

「…………っ」

「良い子ね♡ ほら、丸見えよ? ナオの恥ずかしい部分ぜーんぶ♡」

「くぅ…っ」

 頭に跨ったことで柔らかいベッドに埋まる膝と同時に、顔と至近距離になってしまう。もう鼻息がタマタマに当たってこそばゆい。

「ふぅーーー♡♡」

「んふにゃぁっ!?♡ や、やめ、てっ」

「くすくす♪ 可愛いっ♡ ほーら、早くしないともっと悪戯しちゃうぞー♡」

「う、うぅ…っ」

 目の前にある巨大質量。少し揺れるだけで大きく形を変えるおっぱいに、おそるおそる手を出す。

……もにゅふにゅにゅぅぅ~~~……っっ♡♡♡ にゅっくんっ♡ ふにっ♡ ふにっ♡

「う、わ、わ、ぁっ」

(すごい、これ……や、わら、かっ!?)

 手から零れる掴み切れない乳肉。いっぱいに広げた指で鷲掴みにしても、指ごと全部埋まってしまう。横から持ち上げるようにして谷間を作れば、どれだけ重いのか実感し、ますますイチモツが硬くいきり立っていく。

「あぁんっ♡ ナオにおっぱいで遊ばれちゃうなー♡ ……おチンチン擦り付けられて、おちんちんミルク出す為のオナホにされちゃうっ♡ きゃーこわーい♡ クスクス……♡」

「ば、バカにしてっ!! このっ!」

ズ……にゅにゅぅぅう~~~♡♡♡ たっぱんっ♡

「んふぁぁぁぁっっ♡♡ ぁ、ぁっ……♡」

 煽られた勢いで挿入。自分の手でみっちみちの狭さにしたおっぱいの中に、自分のモノを腰ごと打ち付ける。

 その瞬間おちんちんにかかる気持ち良さに情けない声が出てしまう。さっきとはまた違う種類の柔らかさがちんちん全体に張り付いて弾力のある乳肉圧を加えてくるのだ。

 セラはそんな僕を察してか、追い打ちをかけてくる。

「どうしたの? 入れただけで終わりじゃないでしょ? ほーら、おっぱいセックスしてるんだから、出し入れ頑張って? ほらほらっ♡」

グイッ♡ にっぢゅんっ♡ にっぢゅんっ♡ にっぢゅんっ♡

「うわぁ、だめぇっ♡ ちんちんが、ぁっぁっ♡ 擦れるのダメになってるっ♡ こんなの直ぐ負けちゃうよぉ……っ」

 腰を抜かすほど気持ち良いのに、セラが腰を動かして無理矢理ピストンさせようとしてくるのだ。気持ち良いけど手は離せない。そうしたらこの気持ち良いのを保てないから。

 だとしてもこんな弱音を吐いてしまう自分をバカにされて、黙ってはいられない。

「う、うぅぅっ!」

たんっ♡ たんっ♡ たんっ♡ たんっ♡ たんっ♡――――――――――――

ぱちゅっぱちゅっぱちゅっぱちゅっ!♡♡♡

「んふぅっ♡ 良い調子♡ おっぱいに力強い腰つきかっこいいぞー♡ 赤ちゃんみたいに頼りなくておちんちんビクビクさせてるけど♡ あーんあーん♡ こんなの好きになっちゃうー♡♡」

「うぅぅっ! は、ぁっ♡ んっくっぅぅうっっ!!♡♡♡ ぁ、ぁっ♡ おっぱい、みちみちおっぱいいいぃっ♡♡ ちんちん、いいっ♡ 止まらないぃっ♡」

「止めなくていいよぉっ♡ もっと私のおっぱい貪れ♡ 玩具みたいに遊んで♡ 壊れちゃうぐらい乱暴にしてっ♡ そしてイけっ♡ 餌出せざーこ♡♡」

「うあぁぁぁぁぁ~~~っっ♡♡」

にゅっぢゅんっ♡ にゅっぢゅんっ♡ にゅっぢゅんっ♡♡

にゅずにゅずにゅずっ♡♡ にっぢゅにゅずにっ♡♡ ズリュズリュズリュッ!!♡♡♡

 捏ね回すようにおっぱいを上下に動かせば、まるでおちんちんの汚れをズリ落とすように我慢汁を搾られる。どんどんいやらしい水音が溢れて、いやこれは僕のだけじゃなくて――――

「クスクス♡ んふぅっ♡」

 乳首から染みるように溢れるおっぱいミルク。甘い香りが更に勃起を促して、おっぱい全体をヌルヌルにコーティングしていく。

 掴みにくくなるおっぱいを落とさないように、より強く掴んで乳ズリセックスを楽しんでしまう。

 出したい。射精したい。この”僕だけのおっぱい”を汚してしまいたい。

「はぁ、はぁっ♡ あぁぁ……でぅっ♡ でるぅぅっっ♡」

たんたんたんっ!!♡♡ にっぢにっぢにっぢっ♡♡♡ にぢゅにぢゅっ♡♡

ぐにゅんぐにゅんぐにゅんっ!♡♡ ずりゅにぢゅっんっ♡♡

「……」

 おっぱいに叩き付けたり、より強く擦り付けるように、腰を叩きつけた状態で回転させたり。もう恥ずかしさなんてどうでもよかった。ただこのおっぱいを征服するオスとしても支配欲でいっぱいになっていた。

 けど、支配しているのは僕じゃない。僕は、支配されている側だ。いつだって。

「あーんちゅっ♡」

「ひ――――――っ!?!?」

「れちゅっ♡ んれぅっ♡ れろれろっ♡ はむっちゅぅぅっ♡♡ んれろっ♡ んろっ♡」

「や、ぁ、ぁ、やだっ!♡ そんな汚い所舐めるな! 舐めちゃダメ!!♡♡ んひあぁぁぁっっ♡♡ 溶けちゃうっ♡ ぁ、ぁ、お尻の穴なんてぁぁっ♡♡」

 あろうことか、僕のお尻に顔を突っ込み、少女は尻穴に舌を捻じ込んできたのだ。

 排泄の穴なのに、汚い穴なのに。まるで美味しい飴でも舐めるかのようにお尻の穴を舐め回し、穴の皺の奥まで丹念に舐め取ってくる。舐め啜って、舐めほじって、蹂躙される。

 しかも舌はとてもヌルヌルで、キュッと閉めているのに容易に入って擦ってくるのだ。とんでもない刺激に僕は硬直する。しかもこの舌、とても長い。まるで蛇みたいに。

ずにゅるるるっっ♡♡ ズリュズリュッ♡♡

「えぁぁ~~~♡♡♡ おいひぃっ♡ ほーら、らへぇ~~っ♡♡」

「お、ぉぉぉっ♡♡ そんな、ひぎゅぅぅう……っっ!!♡♡♡」

 その長い舌を捻じ込まれたまま喋るセラに、僕のただでさえギリギリな射精欲はあっと言う間に臨界点を超える。

 女の子に尻穴を舐められながら射精させられるシチュエーションを叶えられるという興奮で、おちんちんが爆発する。させられる。

ぐっちゅぐっちゅぐっちゅぐっちゅっっ!!!♡♡♡♡

ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡ ズッチュズッチュズッチュズッチュッ!!!♡♡♡

「お、ぉっ♡ おっ♡ イグッイグッ♡ ぉぉおぉ~~~~~っっ♡♡♡」

 出る、出す。また化物に餌供給しちゃう。イクッ♡ あ――――――

「んぇあっ♡ みーへっはっ♡ んぶっ♡」

―――――――にっぢっ♡

「お”っ―――――――――――」

びびゅぶぶぶぶうぅぅぅぅうぅぅぅうぅ~~~~~~~~♡♡♡♡♡♡

ズリュリュ「ガシッ!!」だちゅんっ!!♡♡♡♡ ぶっびゅうぅぶぶぅぅうっぅう~~~~~~~♡♡♡♡♡

「え”っへぇっ!?!♡♡♡ らぇ”っ!♡ ぬかせへぇっ!♡♡ ちんちんなぐなりゅっ!♡♡ おぉ”ぉ”~~~~~~~~……っっ!!♡♡ っ!♡♡♡ お”っ!♡ そ、ごぉ”っ♡ おずのだべっ!♡ だ、あ”っ~~~~~~~~♡♡♡」

「~~~~♪」

 知らない所だった。まるでお腹の奥にある射精のスイッチを捻じり押されたかのような感覚。

 折角抜こうとしていたモノも腰を掴まれ無理矢理再挿入されて、バカみたいな勢いでおっぱいの中に欲望を吐き散らしていく。まるで命を削ぎ落すみたいな……

「かひゅっ♡ かひゅっ♡ ひっぐ、ひぐっぅうっ♡♡ あうぅぅう~~~っっ♡♡♡♡」

「ん、え、ぁ~~……♡♡」

ズリズリズリィィ~~~~ちゅぽっ♡♡

「ぉ、ぉ”っ♡♡ んひぃっ♡ ひ、ぃっ♡」

ガクンッ♡ ガクンッ♡ ビクビビクビクッ♡♡♡

「んへぁ……♡♡ また凄い餌の量♡ お母様に送らなきゃぁ♡」

(ああ……またぁ…っ♡)

 おっぱいの中で餌が吸収されていく。ちんちんにもぴっちりモチみたいに張り付いて、隅々まで搾られてしまった。

 その間僕は抵抗することすらできなくて、ただただおっぱいを握り締めたまま射精に耐えていた。

 そうしてお尻の穴から舌が引き抜かれて、そのまま力尽きて倒れる。

「うっ、うっ…っ、あぅぅ…ひぐ、ぐすっ」

 泣いていた。情けない自分に、容易殺せる筈なのに、こうやって弄ばれて。いいようにされて。僕の意志を操作されて化物の言いなりに気持ち良くなって。

 こんなのもう人ですらない。家畜と一緒だ。

 なのに。そう思っているのに。

「ナオ……ありがとう。貴方のおかげで、私やマザーがまだ生きていけるわ。心から感謝しているの。好き……大好きよ」

「……っっ!!!!」

「――――――――」

 こうやって僕の自己肯定感を上げてくる。安心させるように、心を解すように耳元で囁いて、色んな所を撫でられて包まれる。抱き締められて、おっぱいに顔を埋めさせられて。甘い匂いと体温に心の暖かさを覚えてしまう。錯覚させられてしまう。

「嘘の…っくせ、にっぃっ」

「嘘だけど、必要なのは本当だもの……ナオ。マザーは貴方を家畜にはしないわ。だからまずは会ってみない?」

「……」

「分かったでしょ? 私達はナオを家畜にはしない。1人の人間として尊重してあげる♡ その上であらゆる快楽を、欲しかった幸せをあげられる♡ 私達の希望は一致してるの」

「そんなの……一方的な搾取じゃないか」

「じゃあ死ぬ?」

「――――ひっ」

 視線が交わった瞬間、心臓を掴まれたような緊張に襲われる。

 またあのドロドロの黒い瞳が僕を射貫いていた。感情の伴わない、昆虫類のような……

「――――なーんて。貴重な餌であるナオを殺す訳ないじゃない。どころか、どれだけ拒否られても説得し続けるわ。私、もうナオに首ったけだし?」

「……」

 会うしかない。マザーに。会って、どうにか話し合うしかない。僕が人間として生きて帰る為に……

……どこに?

(――――だ、ダメだ! 今は考えるな!!)

「ふふ、そんなに意気込んで可愛いんmが:rcmrんrうぇ;:あcr」

「――――――えっ」

「あrがr」@pcr、あp@―――――――――」

 顔、が。とけ……っっ!??!?!

「うわぁぁああぁあああああっっっ!?!?!?!?! せ、セラッ!!!」

「んmんがおr――――とっと」

 急に溶けだした顔、だけじゃない。身体全体が、ベッドも含めて、徐々に溶けだしたのだ。だがセラは気にする様子もなく、口調も変わらず溶けた部分を指で退けて喋った。

「あー私には供給が間に合わなったみたい。活動限界。ナオ、貴方が餌になってくれれば私達は死なずに済む。それだけは覚えておいてね?」

「あ、ぁ」

「犠牲者は残らずマザーが取り込んだ。その意味をよく考えて。例え化物に成り果てても、少なくとも私はマザーに洗脳されながらもしあわgk」r@あtgk」cr@」

「ひぃっ…っう、ぅっ」

 溶けていく彼女にもう顔は無かった。口も崩れ、触手の先は見るも無残な液体へと変わっていく。

 そして残ったのは、脳だけ……そうなるまで僕はセラを見ているだけしかできなくて……涙だけが零れて止まらない。

 あっと言う間だ。儚く散った命。化物に取り込まれ、僕を餌にする為に作り変えらえた命。セラは可哀想だ。そう感じた。

「……」

 どこまでが彼女の言葉で、どこまでがエイリアンの言葉なのかそれは分からない。洗脳というのも、この脳が物語っているのだろうと思う。

……グンッ!! ばくっ!

「あっ!?」

 瞬間、セラが付いていた触手が動きだし、ぐばっと開いた口でセラの脳を取り込んでしまった。

「ま、待て!! 返せっ!!!」

 これ以上は死者への冒涜だ。脳は触手の中を通っているのか、奥へ奥へと流れていくのが薄い膜で分かった。そこから出すようにビーム銃を撃つが、膜は容易に弾いてしまう。

 触手はそのまま動きだし、サブブリッヂを出て行ってしまった。僕の声すら届かず、まるで茶番は終わったと言わんばかりに。

 後に残ったのは、生々しい残響だけ。

「……なんなんだよ」

 もう、僕には何も分からない。

■作者:サーペント


第四話:「存在意義」へ

関連記事

塾 第二話:親密なお留守番

塾 第三話:やる気・元気・パイズリ

エイリアン 第四話:存在意義

エイリアン 第二話:暴飲暴食

PAGE TOP